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moci

法律のからくり

自分が勤める会社は、規模は小さいが、もうじき創業20年になりますが、毎年、商工会議所からの加入依頼を無視し続けています。
理由は、商工会議所から送りつけられる書簡の内容が、加入しないのは法律違反だぞ、と言わんばかりの内容だからだそうです。

商工会議所法では、市内のほとんどの業者は特定商工業者と定義されますが、商工会議所への加入義務は定めていません。法律は、団体が商工会議所と名乗る場合に、特定商工業者の法定台帳を作成するように、商工会議所に義務づけています。そしてこの法定台帳の管理のために特定商工業者への負担金の賦課を許可しています。
一方、同法では特定商工業者は、商工会議所からの問い合わせに対して回答する義務があるとしています。

商工会議所から来る書簡は、その法定台帳を作るので法人の内容を書いて回答せよ、というものです。特定商工業者が商工会議所の問い合わせに返答する義務を果たすために法定台帳の問い合わせに答えると、法で賦課を許可される負担金を支払う理由が発生します。このからくりに疑問を感じて、会社は加入を拒み続けているのです。

負担金って年額4,000円ですって。高いか安いかわかりませんが、疑問を感じながら払うのはストレスですよね。
by zebra_neko | 2005-04-06 09:56 | etc